計画を狂わせて欲しい

やりたいことを模索しながらサブカルチャーを紹介していくブログ

トイストーリーって面白くね?

本日2記事目

 

トイストーリー4を約2ヶ月前見に行った感想を書いていなかったので書いていきたいと思います。

 

そもそもトイストーリーとはおもちゃの存在意義とは?と「問い」続けるストーリー(引用)

3で丸く収まったと思いきや、おもちゃとしての人生を終え、始まるストーリーとして帰ってきた

昔からトイストーリーは自体は大好きだったけど、僕自身かなりトイストーリーを見るのが苦手で、それは幼少期おもちゃを買ってもらっては雑に扱う自分がいたから

それこそトイストーリー1ではシドにボロボロにされたおもちゃ達が逆襲してくるシーンには子供ながらに恐怖を覚え、ごめんなさいと、おもちゃに謝っていた思い出がある

それは歳を重ねることにトイストーリーを見ることでおもちゃに興味がなくなっていく自分に罪悪感を植え付けて、話は好きだけど見るたびに辛くなっていた気がする


とは言えディズニー!ちゃんと救いが用意されていて今作の終わり方やおもちゃの生き方にはそう言った罪悪感もかき消してくれるような話としてできていた

以下ネタバレ







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そもそもこの映画を見るに当たって毎度のことながら20歳を超えてディズニーなんてと、見に行くのを渋っていた

「誰も予想しない結末」「本当のトイストーリーを知らない」との煽り文句には、「そこまで言うならウッディが人間になるんだろうな」と勝手な期待を抱き、見に行った彼女に結末を聞いたら「誰かのおもちゃではなく、自分のために生きていく」とのオチを聞いて「舐めてんのか」と一人で幻滅を抱いていた

ところがどっこい、ある動画を見てトイストーリー4を見に行こうと決心した
それがこれ

#222 トイ・ストーリーは「問い」ストーリーだった!〜哲学とエンターテインメントを両立した奇跡の傑作「トイ・ストーリー4」徹底解析スペシャル!!|山田玲司のヤングサンデー - YouTube


おもちゃとしての存在価値を「問い」続ける「ストーリー」

子供の時何気なく見ていたウッディの苦悩も、こう見ると自然と入ってくる
なによりトイストーリー各シリーズのテーマがクリエイターの苦悩が反映されているのが面白く、「おもちゃ」と「子供」、「親」と「子」、「クリエイター」と「観客」が上手いこと噛み合っているのも興味深い
ここら辺は動画で解説されているので是非

こうなってくると浅はかだった自分のトイストーリー対する勝手な自己解釈(これも勝手と言えば、勝手だ)が一気に見方に深みが生まれてきた気がする

序盤からいままでおもちゃとして生きてきたウッディの人生観や苦悩がアンディの思い出と共に頭によぎっていて、子育てもしたことない自分の中に、これから親になった時の苦悩や自分の親に迷惑をかけてきた罪悪感を勝手に重ね涙腺崩壊笑

それでも「おもちゃ」として「親」として第2の人生を歩めたことは本当に救われた

もし仮におもちゃが夜な夜な動けるとして、おもちゃとしてはこの映画を見たら革命的な映画になるのではないかな笑笑

シリーズの最終章として過去作のキャラが活躍しないことや、近年女性がフューチャーされたディズニーの脚本に違和感を感じるファンがいるのは間違えないかもしれないが、トイストーリーはあくまでもウッディの成長、否、人生物語であり、彼を主人公として見てきたファンは納得いくものであったのではないだろうか

最後に個人的に自分が嫌だったのはおもちゃとして超えてはいけないライン
車のカーナビ音声マネや、ブレーキやアクセルの誤作動は個人的にはナンセンスな脚本だった

だってこれがおもちゃの世界で上映されたらコンプライアンス的にやばくない?笑笑

あれだけウッディがおもちゃとしての生き方やルールみたいのに苦悩してきたのに、人間世界にあそこまで干渉しちゃうと、悩んでたウッディ馬鹿らしくなっちゃうよ笑笑